募集要項
業 務 内 容
建設コンサルタントにおける設計の仕事は、地域の生活基盤となるインフラの計画・設計・維持管理に関わるですが、その種類は大きく3つ(交通・生活インフラ、防災インフラ、維持管理)にわけることができます。
道路や上下水では、交通の利便性を向上させる道路や橋などの交通インフラに関する事や生活の利便性を向上する下水道などの生活インフラに関わる計画・設計を行っています。
防災インフラについては、人命や財産を守る河川や砂防施設、農業施設の計画・設計を行っています。
維持管理においては、近年では、高度成長期に建設されたインフラの老朽化も懸念されており、これらの維持管理が重要視されています。
さらにこれらのインフラ計画・設計・維持管理においては国のsociety5.0の実現の動きに合わせて急速にデジタル技術が進展しており、BIM/CIMにも積極的に取り組んでいます。
測量の仕事は、インフラ整備に必要な土地の形状や位置、高さを正確に計測する作業ですが、その方法は大きく3つ(地上の測量、空からの測量、衛星からの測量)にわけることができます。
地上の測量では基準点測量(三角点、水準)、路線測量、トランシット等による地形測量、地上レーザースキャナによる測量があります。
空からの測量では、航空機やドローン(UAV)を活用し、衛星からの信号をリアルタイム受信してUAVの自動制御を行い、ビデオや写真撮影する空中写真測量や3D点群測量等があります。衛星を利用した測量(GNSS測量)では、人工衛星から送信される電波を利用し、アンテナの位置を計測します。
また、近年では空間情報データの利活用が重要視されており、測量データを活用してデジタルツインによる地図上での見える化も取り組んでいます。
環境調査の仕事は、インフラ整備において、環境にどのような影響を今後与えるか、自然との共存に向けてどのようなことができるのかを目的に調査を行っています。
水文調査では、工事によって川の水が汚れていないか、影響を受ける水位や水質を監視しています。
動植物生態調査では、工事周辺の動植物の調査をして環境状況の把握を行ったり、動植物の生息環境をどのように維持するか検討を行ったりしています。
騒音振動調査では、工事や道路交通に伴う騒音や振動の監視をする仕事をしています。工事の音がうるさくなっていないか確認することなどもあります。
地盤調査の仕事は、インフラ整備に関わる地盤に関する様々な調査を行っており、大きく分けると土質調査と地質調査があります。土質調査は比較的浅い部分の地盤を対象に、その 工学的性質を把握することに主眼を置いた調査で、地質調査はより広範囲な地質構造などを解明することを目的とした調査です。
土質調査は、土の持っている物理的性質や力学的性質を把握するための試験を行っています。例えば、土に含まれている水の量を調べたり、粒子の大きさを調べたり、土の強度を調べたりしています。
地質調査は、ある地域に分布する岩石や地層の種類、構造、年代、形成過程などを調べる調査のことです。土質調査と比較して、より広範囲かつマクロな視点で地球を対象に調査を行います。
地質の成り立ちを含めて、どのような時代の地質であるか地面の強さや性質を調べて、より良い建物を作るための調査を行ったり、斜面が崩れないようにする仕事をしたりしています。